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夜分遅くに申し訳ございません。 オーナーズ倶楽部の佐藤トシヤスでございます。
『うわぁーっ!速すぎる!』 本日のNHKマイルカップ。 ハイラップで逃げるエーシンダックマンのすぐ後には3頭が雁行状態。 内からコスモセンサーと石橋脩、そして外からは滑り込みで出走が叶ったキングレオポルドと伊藤工真(たくま)。その真ん中のポジションにつけたサンライズプリンスと横山典騎手にとっては一旦引くかそれとも強気に攻めるか、難しい選択を迫られることになりました。 もちろん横山典騎手ほどのベテランであれば、自らが刻んでいるペースが「速すぎる」ことは十分わかっていたでしょうが、ただし誰が乗ってもあそこの場面は十中八九強気の一手。あそこで一旦控えて息を入れるなんて、それこそリスクの高いギャンブルになってしまいますし・・・まあ、馬券購入者の本音を赤裸々に言えば、 「おい!伊藤タク!若手のくせに引っ掛かってノリさんの人気馬に外からプレッシャーをかけてるんじゃないよ!」 という罵声(?)もサポートセンターではチラホラと・・・。 まあ、そんなことはいいとして・・。 3〜4コーナーでペースがやや緩んだといっても、それでも11秒台中盤のラップを刻み続けるエーシンダックマンとすぐ後ろの3頭。 4コーナーにある残り3F(600m)のハロン棒を通過した時点で、テレビ画面右上のタイムが56秒を指していた瞬間に、 『これは厳しい・・』 と思わずひとり言をつぶやいてしまいました。 「息を入れる」というのは競馬でよく使われる言葉ですが、新潟直線1000mの勝ちタイム並みの56秒台の通過タイムとなれば、その間はほぼ無酸素運動といっても大げさではなく、その極限の状態のまま迎える府中の長い直線を何かに例えれば・・・私が400mを全力疾走した後に、「あと200m追加で!」と言われるようなものでして、想像するだけで気持ちが悪くなってしまいます。 一見すると絶好の手応えで直線を迎えた倶楽部軸馬サンライズプリンス。 『よし!押し切れ!』 というスタッフの声が上がりましたが、これはもうなんといいますか、私の長年の経験が『厳しい現実』を私自身に突きつけるといいますか、「これで押し切ったら化け物だ」くらいの冷めた目で見ていたような気がします。 ところがところが・・・同じポジションの3頭は早々と失速するなか、早めに先頭に立ちながらあわや押し切るかという粘り腰。4着に敗れはしましたが本当に素晴らしいスピードの持続力と心肺機能の高さを見せ付けてくれました。と同時に、なにかたいへん恥ずかしいというか、会員様にもスタッフの皆にも、そしてサンライズプリンスの関係者に対しても、申し訳ない気持ちになってしまいました。 「何をやっているんだ!私が真っ先に勝負を諦めてしまっていたのでは。」と。 これはダメですね。自己嫌悪に陥ってしまいます。 倶楽部の提供は残念ながら不的中。 3連複指定のもう1頭の軸馬リルダヴァルは、こちらは理想的なレースを進めながら力負けの3着。もちろん上位2頭は相手対抗に上がっておりましたが、残念な結果に終わってしまいました。 優勝馬ダノンシャンティのマークした勝ちタイム1分31秒4は芝1600mの日本レコードタイム。 ゴール直後、「1分31秒4って・・」とスタッフからは笑いが漏れるほど。 もちろん不的中のあとで笑いなどとは不謹慎ですが、そういう楽しい笑いでは当然なく、なにかよく理解できないことが起きたときに、思わず出てしまう意味のない人間の行動の1つなのでしょう。 マイル戦の高速決着といえば、夏を越して芝がビッシリと生え揃う秋の中山開催が有名です。 それとは真逆の春先の開催。特に今年は4月に雪が降ったほどの異常気象の中、芝の育成も決して良いとは言えないこの時期の府中で、ましてや朝から目立つほどの速いタイムがマークされていなかった中での1分31秒4という数字は、ハッキリ言って衝撃的でした。 衝撃的であり、一方で不可解でもありました。また心配でもあり、そして「これは美味しいことになるかもしれないぞ」という邪(よこしま)な思いもありました。 それこそ様々な思いが駆け巡ったこの1分31秒4という数字。もちろん一般競馬ファンと同じように驚いてばかりではいられません。 次なる5月30日(日)の3歳クラシック最高峰の舞台で、この敗戦を糧にする為にも、この1分31秒4が持つ意味を十分に認識しておかなければなりません。 実はレース終了後に発表された1ハロンごとのラップタイムや各馬の走破時計、上がりタイムなどをザッと見て、1つ2つ「おや?」と思わせることがありました。 自分なりにも色々と分析してみながら、この1分31秒4という数字に対する専門的な分析を倶楽部の特殊情報管理室に依頼すること約1時間。 『佐藤さん!これは面白いぞ!』 というその内容。 皆まで言ってしまうと、これは5月30日に行なわれます日本ダービーにおける、一つの重要なキーワードを申し上げるようなものですから、まあ可能な限りということになりますがお伝えしましょう。 [12秒1―22秒5―33秒4―44秒8―56秒3―67秒8―79秒4―91秒4] 本日のNHKマイルカップにおける1ハロンごとのラップタイムですが、見れば見るほど衝撃的な数字です。 例えば1200m通過が1分7秒8ですから、例年のスプリンターズSの勝ち時計で1200mを走りきったあとに、府中直線の坂の地点を1ハロン[11秒6]ですから殆ど失速することなく走っており、なおかつそこからゴールまではまだ200mあるという・・・お話するだけで疲れてきますね。 当然のことながら「空前のハイペース」というのが一つの結論・・・ではないというのが管理室からの意外な第一声でした。 これだけのハイラップを刻みながら「ハイペースではない」というのはどういうことでしょうか。 レース全体のタイムを前後半800mでわけると[44秒8−46秒6]ですから前後半の落差は1秒8。まあ、それだけ前傾のタイムであれば十分なハイペースと思えるのですが、これはあくまでもエーシンダックマンを始めとした「先団4頭」が刻んだタイム。 『前の4頭は速かったが、実質レースを作っていたのは2番手集団を引っ張ったサウンドバリアー。サウンドバリアーを基準にレースの前後半を弾き出すと[45秒6−45秒8]だから流れとしてはほぼイーブンペース。もちろん数字だけを見ればとんでもなく速いが、後半の落差が殆どないのだから、一概に前半だけが速かったとは言えない。』 『あくまでも前の4頭を考えなければという前提だが、最も速いタイムが出やすい理想的な流れが2番手集団によって作られたことは事実。競走馬が最も速く走れるペースというのは前後半の落差がないイーブンペース。 例えば今日のNHKマイルカップで理想的なレースができたのは間違いなくリルダヴァル。直線で立て直す場面はあったけど、自身のタイムは[45秒9−45秒9]で1分31秒8だからほぼ力を出し切った結果と言える。2着のダイワバーバリアンも[45秒6−45秒9]で落差は0.4秒程度だからこれもうまく流れに乗れていた。例えば人気のエイシンアポロンは[45秒9−47秒1]で落差1.2秒。ガルボは[45秒9−47秒7]で落差1秒8だから、適正は別にして少しバランスが悪かった。人気のないところでは、キョウエイアシュラなんかは[46秒2−46秒0]だから、ほぼ力を出し切って良い結果を残すことが出来たよね。』 『これは、レースの結果がその馬の実力に見合ったものなのか、それとも走りすぎたものなのか、それとも力を出し切っていないかという一つの目安の話。 今回のマイルカップでいえば、勝ったダノンシャンティが[46秒4−45秒0]で後半の方が1秒4も速い。一方、サンライズプリンスは[45秒2−46秒7]で前半が1秒5速い。もちろんサンライズと同じようなポジションにつけていた先行馬は軒並み3〜5秒も後半失速していることを考えれば、1秒5で踏み止まったサンライズの能力は相当。ただ、ダノンシャンティは後半に自らペースアップして日本レコードだからこれも価値が高い。 もちろんレース全体の流れを考えれば、より価値があるのは[情報規制]ということになるのはまちがいない。』 『おそらく東京最終レース東京スマイルプレミアムとのタイム面での比較が新聞紙上で取り上げられるかもしれないが、あのレースとの時計面での比較は全くナンセンスな話。東京スマイルプレミアムは[48秒4−45秒8]というレース。同じマイル戦でもまったく別物のレース。』 ・・・なにやら『NHKマイルカップSPの回顧版』のようになってきましたが、難しい話は中島や他の人間にお任せして、とりあえずNHKマイルカップのお話はこのあたりで。まだまだあるんですけど、かなり長くなってしまいますので。 そういえば最後に出た東京スマイルプレミアムは3連複2980円の的中をお届けしました! しかもこちらは「JRAプレミアム」ということで、本当は2800円の配当だったところを180円アップの2980円になっているそうですよ! まあ、たかだか180円とはいえ、チリも積もればなんとやらです。 そしてそして続く京都12レースでも3連複2520円の的中!しかもこちらは主要情報ルート[Nライン]に[ダート特捜班]からの提供ということで、さすがというところを見せてくれました!なにやら沈んでいた倶楽部サポートセンターが活気付いてきたのですが・・・残念ながら今週の競馬はここでおしまい! まあそれでも、最後を的中で締めくくり、ホッと一息なんて言っていられませんからね! 今日に限ってはやはりG1戦、NHKマイルカップの的中馬券も欲しかったところ。 そのNHKマイルカップに関するもっと詳しくて、レースの本質が分かる詳細は・・・まあ、後日改めまして。 それよりも何よりも来週はヴィクトリアマイルです。 ブエナビスタ、そしてレッドディザイアという名実ともに最強牝馬2頭が出走を表明しておりますので、「なんだ馬券的にはつまらない」なんて考えられている方は・・・一旦その考えは空っぽにした方がいいかも知れませんよ。 何れもドバイでの激戦を経て、帰国初戦となる両頭。 ドバイと言えば・・・実に2ヶ月前、ドバイ滞在記を現地からお送りしていたあの前島が、なにやら気になる話をしておりましたよ。 『[情報規制]はかなりガリガリで・・・大丈夫なのかな?』 どうぞご注目くださいよ! お伝えしたいことが多すぎて、スッカリ遅くなってしまいました。 あとはかなりの長文に・・・ 最後まで読んで頂いた方は本当にありがとうございました! そして夜分遅くにお騒がせして本当に申し訳ございませんでした! 佐藤トシヤスでした。 |